[アップデート] iOS 版のAWS コンソールのモバイルアプリでも Amazon Q が利用できるようになりました #AWSreinvent
いわさです。
re:Invent 2023 で Amazon Q が発表された後、AWS コンソールモバイルアプリでも利用可能になりました。
発表直後は Android 版でのみ利用可能で iOS 版はサポート外だったのですが、今朝、iOS 版もサポートされたとアナウンスがありました。
私のデバイスにも Version 3.3.1.207697 が配信され、Amazon Q が早速使えるようになっていました。
執筆時点でパブリックプレビューの内容です。今後変更される可能性があります。
起動後
Amazon Q がどういうものなのか、モバイルアプリで何が出来るのかについては冒頭の記事と同じなので割愛しますが、初回起動時に次のようにダイアログが表示されていました。
そして、ボトムのタブには Amazon Q が追加されていることが確認出来ますね。
使ってみる
Android 版と同様に回答の読み上げ機能が備わっていますね。
iOS 版はテキストボックスには音声入力アイコンがありませんでしたので iOS 標準のキーボードから音声入力しました。
以下は起動中 EC2 の確認方法について問い合わせた場合の回答です。
標準の Amazon Q と同様にリファレンスベースで回答してくれます。
CloudShell と組み合わせると良いかもしれない
モバイルコンソールアプリでは CloudShell が使えます。コマンド入力が面倒なのですが、Amazon Q がコマンドを生成してくれるので、これをコピー&ペーストすることで結構入力が楽になるのではないかと思ってます。
以下は CloudFormation スタックを例にしてしまったのでそもそもモバイルコンソールアプリで対応しているサービスではあるのですが、対応していないサービスについても Amazon Q で問い合わせて、CloudShell で確認する、操作することが出来ます。
Amazon Q にスタックのリスト方法を問い合わせました。そのままコマンドをコピーします。
タブの CloudShell アイコンからコンソールを起動し、そのままペーストすれば結果を得られます。
Amazon Q と CloudShell を組み合わせることで結構色々とおもしろいことが出来るのではないでしょうか。
権限制御した場合
実はこの記事ではこれが確認したいことだったのですが、次のように Amazon Q の利用を抑制したい場合を試しました。
結論としては、IAM ポリシーで権限を与えなかった場合はタブ上には Amazon Q アイコンは引き続き表示され、Amazon Q を起動しようとすると次のように権限不足のエラーとなり利用が出来ませんでした。
利用禁止させたい場合はモバイルアプリでも同じようにポリシーで制御出来ることが確認出来ました。
さいごに
本日は iOS 版のAWS コンソールのモバイルアプリでも Amazon Q が利用できるようになったので利用方法の確認と、権限を奪った場合の挙動も確認してみました。
モバイルコンソールアプリだとちょっと手間だったオペレーションも Amazon Q を活用することでちょっと便利になるかもしれません。
また、権限制御をすることによって Amazon Q の存在自体は消せないのですが、機能を使えないように出来ることはわかりました。